男子100メートルのジュニア記録保持者である米国のトレイボン・ブロメル(20)が同種目に登場し、10秒23(向かい風0・7メートル)で1着に入った。2着には走り幅跳びで今季世界最高記録(8メートル52)をもつヘンダーソンが10秒50で続いた。

 ブロメルは昨年7月の世界ジュニア選手権(米国・ユージーン)で日本の桐生祥秀を破っている。自己ベストは今季9秒87まで伸ばしたこの日は9秒台は出なかったものの「どちらかといえば調整の位置づけだったので」と涼しい表情で振り返った。

 日本のスーパー高校生、サニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)については「サニブラウン?よく知らない」と一言。ハキームは先月の世界ユース選手権で100メートル、200メートルを2冠、200メートルではボルトの大会記録(20秒40)を更新する20秒34をマーク。再度聞き直したブロメルは確認し「名前は聞いたことがあるかもしれないけど、見たことはない」と興味を示さなかった。