マラソン2度目の清田真央(23=スズキ浜松AC)が2時間23分47秒の好記録で日本人2位(全体3位)となり、8月の世界選手権(ロンドン)代表を決定的にした。優勝したキルワ、同じスズキ浜松ACで同学年の安藤友香からは19キロ付近で遅れたが、粘りの走りを披露。初マラソンで全体4位だった前回大会の2時間24分32秒を上回り「2回目でベストを更新できて良かった」と成長をかみしめた。

 他の世界選手権代表候補選手と比較しても、2時間23分台を上回る成績を残しているのは、今回屈した安藤(2時間21分36秒)のみ。1月の大阪国際を2時間24分22秒で走り、日本人1位となった重友梨佐(天満屋)と安藤、清田が世界選手権切符をつかむのは決定的だ。

 今回は3番手での1人旅となり、理想通りの展開とはいかなかった。「(世界選手権代表に)選ばれたとすれば、世界の舞台で集団についていく。最後の最後まで粘って、勝ちたい」。収穫と課題を得た2度目の名古屋になった。