16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(26=ミズノ)が、男子200メートルで世界選手権代表を濃厚にした。

 決勝は20秒55の3位に終わったが、前日24日の予選で20秒40をマークし参加標準記録(20秒44)を突破。それでも不本意な結果に「いやあ…。悔しいですね。優勝を目指していたので。悔しいけれど、スッキリした」と頭をかいた。カーブを曲がり終えると、隣のサニブラウンが右前方にいた。直線で藤光にもかわされ、2連覇はついえた。五輪リレーメンバー全員がサニブラウンに敗れたが「うれしいですね。(陸上は)そういうことの繰り返し。去年は僕たちが頑張った。刺激をプラスに変えたい」と冷静に受け止めた。【松本航】