陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)は向かい風0・1メートルの20秒63で7着だった。

 日本勢では03年パリ大会で3位だった末続慎吾以来。14年ぶりとなるメダル獲得はならなかった。サニブラウンは予選を20秒52の2着、準決勝も20秒43の2着。18歳157日のこの種目世界最年少で、決勝の舞台に進んでいた。しかし、快進撃もここまで。決勝の相手は20秒32のサニブラウンを除く7人全員が自己記録19秒台。まだ世界の壁は厚かった。

 サニブラウンは「ハム(ストリング)が最後の100メートルで来ちゃった。押せずに悔しい。もう一段上げれば、メダルに食い込めた」と悔しい表情だった。

 ラミル・グリエフ(トルコ)が20秒09で初優勝し、400メートルとの2冠を狙ったウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)は0秒02差の2位だった。