男子10種競技で日本記録保持者の右代啓祐は前半5種目を終えた27選手の中で最下位に沈んだ。20位に終わった昨年のリオデジャネイロ五輪との比較でも、201点も低く「記録的には少々物足りない」と悔しそうだった。

 負傷していた左膝について「痛みはそこまで感じないでできている」と強調するが、本調子からは遠い。走り幅跳びは記録を残した選手の中で最も悪い6メートル64にとどまった。得意種目の多い後半での巻き返しへ「すかっとした結果で終われるように頑張りたい」と切り替えた。