27日号砲の北海道マラソンの有力選手会見が25日、札幌市内で行われた。同レースは、タイムや順位次第で20年東京五輪代表男女各3人中2人を決めるグランドチャンピオンシップ(GC)の出場資格を得る国内主要大会の初戦となる。

 1月の大阪国際女子で2時間26分19秒で3位と健闘した田中華絵(27=第一生命)は優勝を目標に掲げた上で「2時間32分はそこまでハードな設定ではない。おのずと記録はついてくる」と意気込んだ。初マラソンだった大阪国際女子では「きつい場面を乗り越えたら、楽になった」という。2度目のマラソンとなる今大会も「メンタル的にきつい所を無視できたら」と力を込めた。

 男子のロンドン五輪代表の藤原新(35=富山陸協)は状態は完璧ではないとしながら「もう1度、トップを目指すきっかけをつくれればいい」と語った。

 GCの出場権獲得は男子で2時間13分0秒、女子は2時間30分0秒以内で日本人6位までが条件。1位の場合は男子で2時間15分0秒、女子は2時間32分0秒以内で資格を得る。