日本陸連は8日、08年北京オリンピック(五輪)で順位が3位から2位に繰り上がった男子400メートルリレー日本代表へ銀メダルを授与するセレモニーを世界リレー大会(日産スタジアム)で開催すると発表した。

大会2日目となる12日の午後5時50分に国際陸連のセバスチャン・コー会長が塚原直貴さん、末続慎吾、高平慎士さん、朝原宣治さんの4人のメンバーに手渡す。

北京五輪で金メダルだったジャマイカは17年1月に第1走者カーターのドーピング違反が確定。銀のトリニダード・トバゴ、銅の日本などの順位が繰り上がった。国際オリンピック委員会(IOC)の取り決めで、繰り上がった順位の表彰は公の場で行われることになっている。かねて国際陸連が主催するリレー種目の祭典・世界リレー大会でのセレモニー開催が検討されており、このたび正式発表に至った。

世界リレー大会は男女の400、1600メートルリレーは10カ国、混合1600メートルリレーは上位12カ国が秋の世界選手権(ドーハ)の切符を獲得できる。米国、英国、ジャマイカなど世界の強豪が参戦。過去3大会はバハマで開催されていたが、今回、日本で初めて実施される。