日本陸連は28日、都内で会見し、川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)ら今秋の世界選手権(ドーハ)の男女マラソン代表を発表した。

マラソンの男子は川内優輝、二岡康平(25=中電工)、山岸宏貴(27=GMO)の3人。女子は谷本観月(24=天満屋)、生満綾乃(28=鹿児島銀行)、中野円花(27=ノーリツ)。

日本陸連は9月下旬に開幕する世界選手権に出場する選手に、調整に万全を期してもらうため、20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオン(MGC)」(9月15日)の出場を辞退してもらう。暑さが苦手な川内はかねて、東京五輪よりも世界選手権を優先する意向を示していた。

MGC以降、川内が東京五輪の代表権を勝ち取るには19年福岡国際、東京、びわ湖毎日の3大会において2時間5分49秒以内で走る必要がある。川内の自己記録は2時間8分14秒。

補欠は男子が河合代二(27=トーエネック)、女子が阿部有香里(29=しまむら)。