男女上位2人が20年東京オリンピック(五輪)の代表に内定する「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日に開催され、男子を中継したTBSの視聴率が16・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。

今回、TBS系列が男子、NHKが女子を同時生中継し、スタート前には同じ映像を使う異例のコラボが実現した。

男子は午前8時50分、女子は同9時10分のスタートだったが両局とも午前8時に放送開始。NHKの副音声実況を担当する嵐の相葉雅紀(36)とTBS実況の安住紳一郎アナウンサー(46)が並んで進行するレース紹介を数分間放送した。相葉が「この時間は局の垣根を越えた史上初のコラボ放送」と伝えると、安住アナも「どちらのチャンネルを見ても同じ映像が流れていると思います」と説明。またTBS伊藤隆佑アナとNHK小宮山晃義アナがそれぞれ相手局に“出張”する形で、自局担当の経過を随時報告した。

レースは中村匠吾(26=富士通)が1位、服部勇馬(25=トヨタ自動車)が2位となり五輪出場が内定。大迫傑(28=ナイキ)は3位で、「MGCファイナルチャレンジ」と呼ばれる指定の3大会(福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソン)で、派遣設定記録(2時間5分49秒)を突破した選手がいない場合に代表権を得ることになった。