男子短距離の桐生祥秀(24=日本生命)が200メートルに出場し、全体トップとなる20秒51(追い風1・4メートル)をマークした。

昨年6月の日本選手権決勝以来となる200メートル。レース後の感覚は20秒70~80前後だったという。それを大きく上回るタイム。自己ベストの20秒39には及ばなかったとはいえ、充実ぶりを示す結果だった。

桐生は「いつもラスト100メートルで体が反ってしまうので、今日はリズムよく走ろうと思った」とレースを振り返った。課題としていた後半は意図したフォームで走れたという。ただ、スピードの面では前半を抑えすぎ、後半も思うように上がらなかったことは反省点とした。

次戦は8月23日のセイコーゴールデングランプリ(日刊スポーツ新聞社共催)に出場する。1日には10秒04を出した本職の100メートルに戻り、国立競技場を駆け抜ける。「200メートルを走り、前半がすごく大事だと思った。100メートルにも生かせると思う」と語った。