男子マラソン東京オリンピック(五輪)代表の服部勇馬(トヨタ自動車)が5区(15・8キロ)を46分23秒で走り、2年ぶりの区間賞を獲得。「粘りの走りをしようと思っていた」とうなずいた。

1位富士通から52秒差の4位でスタートすると、序盤から飛ばし、7キロ過ぎで村山謙太(旭化成)、山下一貴(三菱重工)と並んで2番手集団へ。最後は競り合う展開となり、2位旭化成から1秒差の3位でタスキをつないだ。首位の富士通との差は37秒に詰めた。

前々日の会見で口にしていた45分40秒には及ばなかったものの、11人抜きの青木涼真(ホンダ)を1秒上回って区間トップに輝いた。

昨年11月下旬に右ふくらはぎを痛め、12月の福岡国際マラソンを欠場した。2週間ほどの休養を取った上で短期間で立て直し、状態を整え直してきた。「不安な状態で臨んでいるわけではない。しっかり力を出し切れる」と話していた通りの快走だった。