創価大の石津佳晃(4年)が9区を1時間8分14秒の区間賞で駆け抜け、1位でタスキをつないだ。

「自分のターゲットタイムは69分切りでした。タイムも順位もいい形でタスキをわたせました」。追いかける駒大を突き放し、石津は額に汗を光らせて言った。

榎木和貴監督からのアドバイスは「落ち着いていけばきっといい走りができる」。その通りに終始リラックスし、安定感のある大きなフォームは最後まで崩れなかった。

昨年も9区を走って1時間9分44秒。1年でそのタイム1分30秒も更新した。卒業後は一般就職して陸上からは離れるが、「区間記録に届かなかったのは残念ですが、楽しんで走るのが目標でした。最高のラストランでした」と終始笑顔だった。