男子3000メートル障害日本記録保持者の三浦龍司(順大2年)が13分48秒90の自己新で2位になった。13分39秒92だったサムソン・ディランゴ(流経大1年)に続き、日本勢ではトップだった。一気にギアを入れ変えたのは、残り200メートル。今季、切れ味を増しているラストスパートで千明龍之佑(早大4年)を0秒42差で振り切った。

三浦は「日本人の中で勝ちきりたかった。久しぶりの5000にしてはよかった」。今大会では1500メートルと5000メートルで自己記録を更新した。男子3000メートル障害では東京五輪の参加標準記録を突破しており、日本選手権で3位以内に入れば代表に決まる。19歳は「オリンピックへのプレッシャーを乗り越えて、このレースができたのはよかった」。より自信を深めて日本選手権へと向かう。