2連覇を狙う駒大が、1区(9・5キロ)で最高のスタートを切った。

8・3キロ過ぎに、青学大の志貴勇斗(2年=山形・山形南)が、トップで引っ張ってきた第一工大の留学生サレー(3年=ケニア・ドリスプレミア)をかわした。その青学大を、駒大の佐藤条二(1年=千葉・市船橋)、中大の吉居大和(2年=宮城・仙台育英)が追い、ゴール前の9キロ過ぎに駒大・佐藤がスパート。中大・吉居とのデッドヒートを制し、トップ27秒5の区間新記録でたすきをつないだ。

佐藤は「まだ実感がない」。大八木弘明監督からは「(トップと)5秒差以内で来ればいい」と言われていただけに、うれしい誤算の区間新記録だ。「びっくりしている」と自分でも驚いていた。