男子は、2時間10分18秒で浜松日体が4年ぶり8度目の優勝。序盤の出遅れを一丸となって取り返し、最終7区で先頭に立った。来月26日に京都市で開催される全国大会に出場する。

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浜松日体が、劇的な逆転優勝を飾った。2区を終えて8位。1位の東海大静岡翔洋に1分50秒の差をつけられた。だが、あきらめることなく追走。じわじわ差を詰めると、首位と15秒差の2位でアンカー7区柘植貫太(2年)がタスキを受けた。そしてついに、ゴールまで残り約2キロ地点で逆転。突き放してフィニッシュした。「プレッシャーもあったが、冷静に走れた」と胸を張った。

チーム一丸で逆境をはねのけた。大会2週間前に、7区を走る予定だった金原祥汰主将(3年)が左膝を痛めて欠場。代わりにメンバー入りした村井耀(3年)が、5区で区間賞の快走を見せた。「(金原は)3年間一緒に走ってきた仲。必ず都大路に連れて行く覚悟だった」と話した。

全国大会までには、金原の故障も完治する見込み。今後、再びレギュラー争いが始まる。ベストの布陣で大一番に向かう。【古地真隆】