第98回東京箱根駅伝(来年1月2、3日)の記者発表会が10日、オンラインで行われ、法大時代に「爆走王」として注目され、初出場の駿河台大を率いる徳本一善監督は「失うものは何もない」と意気込んだ。

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駿河台大は10月に行われた予選会を8位で通過し、本戦初出場を決めた。徳本監督は「この1年、本戦をあまり考えてなく、選手たちは修行僧のような生活を送り、予選会を通ることだけに1年を費やしてきた」と明かした。さらに「キーマンなんていなくて、唯一、監督の僕が、(中学教師を休職中の)今井と元教え子による『先生と生徒のたすき渡し』とか、面白いことさえできればいいのかなと。うちは20位だと思っている」と検討中のプランも明かした。

監督によると、選手らは「練習から外すと、半泣きになりながら不安を抱えて、僕のところに来るような状態」と極度の緊張状態に陥っているという。張り詰めた緊張状態の中でも「選手が楽しんで箱根路を走ってもらえたら」と前向きに話した。