第98回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日に発表され、あわせて監督トークバトルがオンラインで行われた。

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「今年1年○○を意識した」というトークテーマに、青学大の原晋監督(54)は「厚底シューズへの対応」と答えた。

昨今の陸上長距離界を席巻している「厚底シューズ」。原監督は技術の進化が記録が伸びている1つの要因とする一方で「故障する部位が随分以前と変わってきたんです。昨年の箱根駅伝の直前にもエースの上林が仙骨、おしりのほうですね、腰回りの疲労骨折に直前になりましたし、わがチームでもそういった部位の故障が増えてるんですね」と話した。これまではシンスプリント(脛骨=けいこつ)といったような下肢の故障が多かったが、他大学に聞いても同じ声を聞くことが多いという。

「だから故障させないことが継続力につながると思いますので、青山学院としては伝統的にインナーマッスルを鍛える補強トレーニングをやってたんですけども、プラスアルファとしてアウターユニットを同時に鍛えることによって、故障しない体作り、ということでですね。厚底シューズに対応する動きづくり、補強トレーニング等々で、進化させようとはしております」。技術の進化によって、注力する部分も変化してきているようだ。