陸上短距離の女王、福島千里さん(33=セイコー)が29日、セカンドキャリアをスタートさせた。女子100メートル、200メートル日本記録を持つ福島さんはこの日、現役引退を発表。セイコースマイルアンバサダー(スポーツ担当)に就任し、初仕事として「セイコーわくわくスポーツ教室」で子どもたちに体を動かすことの楽しさを伝えた。

引退会見のスーツ姿からトレーニングウエアに着替えた福島さんは、オンラインで出身地北海道の子供たちと交流。一緒に体を動かした後は、トークショーにも臨んだ。子供たちからの質問にも回答。「小学生の時にやるべきことは何ですか」という問いに「私は遊びのように陸上を始めた。入り方として、それがよかった。今は、陸上をたくさん楽しんでほしい」と話していた。