陸上男子110メートル障害の日本記録保持者、泉谷駿介(23=住友電工)が4日、都内で練習を公開し、今月下旬の世界選手権(19~27日、ブダペスト)へ「決勝進出を目標に、力を出し切るだけ」と誓った。

6月4日の日本選手権(大阪)で13秒04をマークし、自身の日本記録を0・02秒更新。同30日に世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)スイス・ローザンヌ大会に初出場し、13秒22で初優勝を飾った。7月23日の英国・ロンドン大会でも、自身セカンドベストタイとなる13秒06で2位に入った。

21年東京オリンピック(五輪)、昨夏の世界選手権(米オレゴン州)はともに準決勝で敗退。今夏の世界選手権では悲願の同種目日本人初の決勝進出が懸かる。重圧もかかる中、繰り返したのは「自信」の二文字だった。

「チャレンジャーという気持ちはあるが、DLで上位に食い込んで自信はついてきている」

初のDLでは国際大会特有の雰囲気も体感。「昔から見ていた試合で緊張はしたけど、緊張には強いと思っているので、その中で力を出し切れたのは自信につながった」と余裕のある笑みを浮かべた。

世界選手権は20日に予選、21日に準決勝、決勝が開催される。大会までの期間は「ケガには気をつけたい。欲張らず、抜きすぎず、うまく調整していきたい」と見通し、「今後は金メダルをとりたいと思っているので、今後につながるレースをしたい」と見定めた。【藤塚大輔】