陸上の男子110メートル障害の泉谷駿介(23=住友電工)が15日、世界選手権(19日開幕、ブダペスト)への出国前に羽田空港で取材に応じ、同種目日本勢初の決勝進出へ「安全圏内でいきたい」と圧倒的な自信をみせた。

泉谷は6月上旬の日本選手権で13秒04をマークし、自身の日本記録を0・02秒更新。同30日に世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)スイス・ローザンヌ大会に初出場し、13秒22で初優勝した。7月23日の英国・ロンドン大会でも、自身セカンドベストタイとなる13秒06で2位に入った。

メダル獲得の期待も高まる中、本番へは「気持ち的な問題が大きい」とポイントを据える。

「焦ると自分のレースにならない。落ち着いて前半から中盤へ刻んで、自分のレースプランができたらいいなと思う」

準決勝と決勝は21日に行われる。泉谷の武器は対応力や再現性の高さ。競技開始時間の間は1時間35分しかないが「準決勝の修正点を決勝でも直せればいい」と思い描いた。

21年東京オリンピック(五輪)、昨夏の世界選手権(米オレゴン州)はともに準決勝敗退。ただ、確かな結果を残して挑む今大会へは「さすがに決勝はいかないとヤバい」と自らに言い聞かせるように誓った。

自らに課したノルマを達成し、ブダペストで新たな景色を見る。