19日に開幕する陸上の世界選手権に出場する日本選手団の記者会見が17日、開催地のハンガリー・ブダペストで開かれた。

女子1500メートル、5000メートルの2種目に出場する田中希実(23=ニューバランス)は3度目の舞台に、「いままでは、チャレンジャーの気持ちがあったんですけど、今回は少し気負っていると言いますか。とにかく結果を出したい、世界の仲間入りをしたい。いまはやらなければという気持ちが強くなっている」と表情を引き締めた。東京五輪では1500メートルで日本人初の8位入賞を果たしているが、「まだ世界的にはたまたま東京で決勝に残れた選手という位置付けかな。世界の仲間入りをするために重要な大会」と認識しているという。

男子110メートル障害の泉谷駿介(23=住友電工)は、「第一の目標」と日本勢初の決勝進出を射程に捉える。6月上旬の日本選手権で13秒04をマークし、自身の日本記録を0・02秒更新。同30日に世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)スイス・ローザンヌ大会に初出場し、13秒22で初優勝、さらに7月23日の英国・ロンドン大会でも、自身セカンドベストタイとなる13秒06で2位に入るなど、勢いに乗る。「決勝で自分の走りを」と毅然(きぜん)と述べた。

男子3000メートル障害に出場する三浦龍司(21=順大)は、「去年、予選突破できなかった。決勝にいって、世界のトップレベルの人達と競いたい」と高ぶる。「昨年のレース経験からすると、中盤は落ち着く。最後、おじけづくことなく、前に出る事が必要。それが決勝に進むためのキーになるかな」とにらんだ。