<陸上:男子マラソングランドチャンピオンシップ>◇15日◇国立競技場発着(42・195キロ)

男子マラソンで元日本代表の川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損保)が“130回目のフルマラソン”へ走り出した。

レースが始まると猛然と前へ。最初の1キロを2分50秒のハイペースで飛び出した。

川内は13日の会見で「このMGCが130回目のフルマラソンを走ることになる。今まで、ペースメーカーのいるレース、いないレース、雨のレース、風のレース、また、ワールドマラソンメジャーズから世界選手権、アジア大会まで、いろいろなレースを走ってきた。そういう過去の経験を生かしたレースをしたいなと思うし、そういう走りを見てほしいと思っている」と笑顔で意気込んでいた。

今大会では、男女上位2人が24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表に決定。代表枠は男女各3で、残る1枠は12月以降のMGCファイナルチャレンジを経て選出する。当該大会において設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位選手が代表に選出される。