中畑清氏と上原浩治氏が7日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演し、今年の箱根駅伝で2年ぶり7度目の総合優勝を飾った青山学院大(青学大)について語った。

母校が駒沢大の中畑氏は「誰しもが(優勝を)疑わなかった。青学の監督の本心だと駒沢だなと思っていたと思いますよ。それぐらい強かった」と話すと、司会の関口宏が「青学が意地になったね。絶対に負けられないと」と話すと、中畑氏は「“意地”が“異次元”でしたね。あまりうまくないか」とだじゃれを交えてコメントした。

中畑氏は「声も出ないくらい完敗です。(青学大の)2、3、4区の選手、異次元でしたね。3本柱なんですよ。1区、2区、3区で大差をつけて、一方的な勝利をと考えていたと思う駒沢は。それを早いうちに覆した。あの流れを作り上げた(青学大の)原監督の采配で選手が応えた、その流れは考えられなかった」と青学大にあっぱれをあげた。上原氏が「駒沢大学にも、あっぱれをあげて欲しいです」と話すと中畑氏は「ありがとうございます」と満面の笑みでお礼を述べ、「私からも小さいあっぱれをあげてください」と話した。最後に関口が申し訳なさそうに「話題にならないのですが、私の母校(立教大)も14位。シード権とれなかったんですよ」と話した。

青学大は3区後半で太田蒼生(3年)の激走で首位に立つと、1度も先頭を譲らずに独走。4区佐藤一世と9区倉本玄太が区間賞、7区山内健登が区間3位と奮闘し、2季連続3冠を狙った駒大の区間記録を9区間で上回り箱根を制した。