大阪国際女子マラソンが28日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着で行われ、前田穂南(27=天満屋)は2時間18分59秒で、05年に野口みずき氏(45)がマークした2時間19分12秒の日本記録を13秒塗り替えた。

前田の母校、大阪薫英女学院高の安田功陸上部監督は「18分59秒はすごいな」と教え子の手を握った。高校時代は「無口で声もちっちゃいけど、思ってる以上のことを言う子だった。大きい実績がない頃から『五輪に出る』と言っていた」。今回も、大きな目標を立てて乗り越える姿に「らしさ」を感じつつ「五輪がもし決まれば、前回を取り戻す走りを期待したい」とさらなる飛躍を期待した。