陸上男子走り幅跳びの橋岡優輝(25=富士通)が今夏のパリオリンピック(五輪)の参加標準記録(8メートル27)を突破した。

15日、米国の競技会「Hurricane Invitational」に出場し、2回目の試技で8メートル28(追い風1・4メートル)をマーク。全6回の試技で3回がファウルになったものの、自己ベストまで8センチに迫る好記録を収めた。6月の日本選手権の成績次第で、2大会連続の五輪代表が決まる。

橋岡は21年東京五輪で6位入賞。現在は男子100メートルで2大会連続世界選手権決勝進出のサニブラウン・ハキーム(東レ)ら短距離界のトップレベル選手が集うタンブルウィードTC(米国)を拠点とし、速度を高めた助走法の習得に励んでいる。

今年1月の出国時には「8メートル50が目標」と宣言し、今季へ「パリ五輪があるのでかなり大事なシーズンになる。今までの陸上人生で最高だったと言い切れるようなシーズンにしたい」と意気込んでいた。