日本歴代2位の自己記録を持つ太田智樹(26=トヨタ自動車)が日本勢最高の27分26秒41で17位となったが、今夏のパリオリンピック(五輪)の参加標準記録(27分00秒00)には届かなかった。

佐藤圭汰(20=駒大2年)は27分34秒66で20位につけ、田村和希(28=住友電工)が27分49秒09の25位で続いた。4月からトヨタ自動車へ進む鈴木芽吹(22=駒大4年)は28分3秒93で29位に入り、篠原倖太朗(21=駒大3年)は28分5秒70で31位だった。

日本記録保持者の塩尻和也(27=富士通)は7000メートル付近で途中棄権。レース後に自身のX(旧ツイッター)を更新し「5000m過ぎまでは先頭集団の後方でレースを進めていましたが動きが噛み合わずその後集団から離れてしまいました。ここまでの練習は順調に出来ていただけに本番に合わせられず悔しいです。次に向けてまた取り組んでいきます」とつづった。

1位は、米国記録保持者のグラント・フィッシャーで26分52秒04だった。