前田穂南(天満屋)が日本記録更新の自信を胸に、2度目の五輪へ挑む。

25日、都内で今夏のパリオリンピック(五輪)内定選手記者会見に出席。1月の大阪国際女子マラソンで19年ぶりの日本新となる2時間18分59秒をマークした27歳は「日本記録更新は自信になった。パリではしっかり勝負していきたい」と意気込んだ。

21年東京五輪では新型コロナウイルス感染拡大による1年開催延期の影響もあり、日本勢最下位の33位に終わった。それ以降は厚底シューズへも適応。今冬は米国アルバカーキでの高地合宿で、30キロや40キロと長距離での変化走を軸に、質の高い練習を積んできた。

女子では東京五輪8位入賞の一山麻緒(26=資生堂)と同じ2大会連続での五輪代表。「日本代表として走れることに誇りを持ち、自分の走りができるように準備したい」と見据えた。