立教大(立大)は26日、駒大でコーチを務めているトヨタ自動車の高林祐介氏(36)が4月1日から陸上競技部男子駅伝監督に就任すると発表した。

高林氏は同大を通じ「立教学院創立150周年の節目の年に、この責任ある役割を担うことを託され、感謝申し上げます。私の役割は選手たちの夢や目標を支援し、それらを叶える手助けをすることです。学生たちが自らの成長と成功を達成するだけでなく、他者への貢献や助け合いを通じて、陸上競技を含めた社会に貢献できる人材を育成することが使命だと感じております。皆様のご指導とご支援をたまわりますよう、心よりお願い申し上げます」とコメントを発表した。

高林氏は上野工業から駒大へ進学し、箱根駅伝では07年(第83回大会)から4年連続で出走。3年時には8区、主将を務めた4年時には9区で区間賞を獲得した。卒業後はトヨタ自動車へ進み、1年目で迎えた11年の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)では3区区間賞で初優勝に貢献。16年に現役を引退した。22年からは駒大でコーチを務め、藤田敦史監督や大八木弘明総監督とともに、同大史上初の大学3大駅伝「3冠」や史上最多タイの大学駅伝5連勝に導いた。

立大は09年世界選手権代表の上野裕一郎氏が18年に就任し、23年には55年ぶりに箱根駅伝に出場した。古豪復活の道を歩んでいたが、昨年10月の予選会前には不適切な行動があったとして解任(現ひらまつ病院所属)。今年1月の箱根路では原田昭夫総監督が代理監督を務め、14位と健闘していた。