卓球の福原愛さんら多くのトップアスリートを指導した実績を持ち、14年から青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化も担当してきたフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん(54)が、17日までに自身のインスタグラムを更新。

東京で開催中の世界選手権で自身がサポートしていた男子マラソンの吉田祐也(28=GMOインターネットグループ)について、思いを長文でつづった。

今大会、吉田は後方から追う形となって2時間16分58秒の34位と苦しみ、レース後には「言い訳ないぐらいの惨敗」とコメントしていた。

中野さんは「多くの方から『それでもよく頑張った』と…その温かさに感謝です」と書き出し「しかし、選手にとってはスポーツはスポーツであり『負けは負け』。だから普通に悔しい。自分も彼の担当トレーナーとしてもの凄く悔しい。いつものことですが、担当選手が負けると悔しすぎて全ての関連情報をシャットアウトして逃げたくなる。昨日も自宅に戻ってから世界陸上関連の情報は一切見たくなくて、Netflixで映画を2本観ました」とトレーナーとしての苦しみを吐露。

世界選手権から距離を置こうとしていたが、吉田からアクションがあった。

「鑑賞中に祐也からLINEが入り『電話で話す時間ありますか?』 もう少しで映画が終わるところだったので『40分後にかけます』と返信。すぐに掛ける心の準備ができていなかった。掛けてみると予想よりも元気な声で『サポートして下さりありがとうございました』と。そこから今後のことなど色々話しました」と貴重なエピソードを明かした。

そして、最後に「まず結果を出してあげられなかったことを素直に謝りたかった。『祐也…ごめん』 レース前、最終調整をしているとき、原監督が祐也に贈った最後の言葉『もし失敗したら自分を責めなくてイイ。全部私のせいにすればいい』 凄い言葉だと思えた。だから全部まわりのスタッフのせいにして欲しい。単純にそう思えた」と大学在学時はもちろん、現在も吉田を指導する青学大の原晋監督の姿勢を尊敬。「今回の世界陸上は自分にとってもとても大きな大会だった」と締めくくった。

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