大阪のチームとスポンサーのコラボによるインターネット動画に、笑いと反響が広がっている。
バスケットボールBリーグ1部(B1)の大阪エヴェッサは先日、世界初となる餃子1億円分の大型契約を所属選手と結んだとする特別動画を公開した。これはクラブのパートナーである大手餃子チェーン、大阪王将とのタイアップ企画の一環として収録されたもの。笑いどころが詰まった約9分間の作品で、当初はエイプリルフール用に準備されていた。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響が深刻化した4月1日時点での社会情勢から公開に踏み切れず、1度はお蔵入りになっていた。約半年を経て、いまようやく日の目を見ている。
ポイントガードの合田怜(27)が架空の契約発表会見に臨み、安井直樹社長(35)とともにシュールなやりとりを生真面目な表情で熱演。台本にはないアドリブも交えながらの収録となったそうで、チーム広報の田中美紗紀さんは、「2人とも笑いをこらえきれず、何テークも撮り直した」と明かす。NGがあまりに多かったため、「“餃田”選手は合計約4人前、おそらく20個ほど餃子を食べていたのでは」。ちなみにこの田中広報も、会見の司会進行役で動画に出演。貴重な脇役として、クールな演技で存在感を放った。
エヴェッサと大阪王将がパートナー契約を結ぶさい、双方でまず最初に設定したのが「オモロイやん!」というキーワードだったという。それに基づき、「大阪の企業同士だからこそできるオモロイ企画でプロモーションをしましょう」と、プロジェクトはとんとん拍子で進行。田中広報は、「大阪のノリの良さが出た企画では」とうなずく。
タイアップ第2弾として、大阪王将の店舗で収録した「食レポドッキリ」動画も投入。連動企画として餃子券が進呈される企画をSNSで展開するや、開始から3日間で約1400フォロワーが増加。「クラブ史上初めて」という反響を得て、「これまでエヴェッサを知らない方に知っていただく機会となった」(田中広報)。趣向を凝らして制作したオリジナル動画が、クラブの認知度を高めている。
新たなシーズンの開幕まで残り1カ月。大阪の強豪チームはコートから熱戦を届ける準備をしつつ、まずは動画でファンを笑顔にしている。【奥岡幹浩】(日刊スポーツ・コム/スポーツコラム「We Love Sports」)



