<全国高校総体:バスケットボール>◇2日◇1回戦◇東京成徳大ほか

 女子ではU-18(18歳以下)日本代表候補の田中真美子、川井麻衣(ともに3年)擁する東京成徳大高が米子南(鳥取)に111-77で圧勝、05年以来5度目の優勝へ好発進した。

 20年東京五輪を目指す2人が躍動した。身長180センチのセンター田中がゴール下を支配し、170センチの川井が得意のドリブルからカットイン、スリーポイントシュートで得点を重ねた。田中が20得点、川井が18得点。各ピリオドの後半には2人をベンチで温存させる試合運びだった。

 田中は「日本代表もあるけど、この大会で優勝したい」。東京予選では田中が左足首、川井が右足首捻挫と主力にケガ人続出で第3代表に甘んじたが「7割方」故障者も回復。05年優勝も今回と同じ千葉・八千代市開催だった。川井は「あの時の先輩に続きたい」と力強く誓った。