宮城・東宮城野小6年の張本智和(12=仙台ジュニアクラブ)が、男子シングルスで史上最年少となる2勝を挙げた。

 吉田海斗(16=福岡・希望が丘高1年)に、3-0のストレート勝ち。4回戦では世界ランク13位でリオデジャネイロ五輪代表が内定している丹羽孝希(21=明大)に挑戦する。対戦した吉田は「チキータが速いと聞いていたのですが、思っていた以上でした。これから五輪とかで期待が集まる。小学生とは思えないほど落ち着いていることがすごい」と完敗を認めた。

 張本は昨年の同大会男子ジュニアの部で小学生史上初の8強進出。昨年10月に行われたワールドツアー・ポーランドオープン男子シングルスでは予選を勝ち上がり、12歳3カ月の史上最年少本戦出場の記録をつくった。両親は中国出身だが、一昨年に日本国籍を取得している。