川崎ブレイブサンダースが第3の男、篠山竜青主将の活躍で、アルバルク東京に84-76と先勝した。第1クオーター(Q)でリードを許したが、第2Qで得意の守備から逆転。3点差に迫られた第3Qの4分過ぎからは、篠山の2連続得点やアシストなどで一気に引き離した。

 篠山は3点シュート3本を決めるなどチーム最多の23得点と勝利の立役者となった。準々決勝のSR渋谷戦でも1戦目に5本、2戦目に2本と好調な3点シュートが、チームの勝利につながった。篠山は「プレーオフ前に、寝ころんで天井に向かってシュートを打って、あらためてフォームを固めるところから始めた」という。

 また、得点源のファジーカスを壁に相手の守備を外して3点シュートを打つコンビネーションも面白いように決まった。「あれがいい武器になっている。もっともっと効率よくできる」と、新たな攻撃パターンに手応えを感じていた。