28日開幕の柔道の世界選手権(ブダペスト)男子66キロ級代表の阿部一二三(20)が、日体大先輩の文田のレスリング世界選手権優勝に刺激を受けた。

 24日、成田空港を出発。先輩の吉報を受け「負けてられない。自分も続きたい」と発奮。右組みだが左組みで投げる逆技に取り組んでおり「タイミングがあればどんどん出したい」。必需品の赤の勝負パンツも持参し、計量日と試合当日にはく。最終目標は、20年東京五輪での金メダル獲得で「圧倒的な力で優勝したい。この世界選手権がその第1歩になれば」と前を向いた。