ショートプログラム(SP)で6位の友野一希(19=同大)はフリー152・05点、合計231・93点で7位となった。同10位の佐藤洸彬(21=岩手大)はフリー123・25点、合計199・20点で11位だった。
優勝は合計点271・12点のセルゲイ・ボロノフ(ロシア)、2位にアダム・リッポン(米国)、3位にオレクシイ・ビチェンコ(イスラエル)が入った。
GPシリーズ上位6人が12月7日開幕のGPファイナル(名古屋)に進む。
佐藤洸彬
<演技構成>
3A+3T/4T+3T/4T/StSq/CSSp/3A/3F+2T+2T/3Lz/FCCoSp/3S/3Lo/ChSq/CCoSp
冒頭のトリプルアクセル、直後の4回転トーループも成功したが、2本目の4回転トーループは着地でバランスを崩した。中盤に入り3回転フリップで転倒、3回転サルコーも着地でバランスを崩すなど苦しんだ。それでもラストのスピンはきれいにまとめた。演技終了後、一瞬悔しそうな表情を見せたが、観客の声援に手を振り笑顔で応えた。
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行う佐藤洸彬(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行う佐藤洸彬(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行う佐藤洸彬(撮影・清水貴仁)
友野一希
<演技構成>
4S+2T/4S/3A+3T/FSSp/StSq/3A+2T+2Lo/3Lo/3S/3Lz/CCoSp/ChSq/3F/FCCoSp
冒頭の4回転サルコーは着地でバランスを崩しかけるも耐えて踏ん張ったが、2本目の4回転サルコーで転倒。それでも最後まで集中を切らさず、残るジャンプはしっかりまとめた。演技を終えると、満足そうな表情を浮かべ、観客の拍手に満面の笑顔を見せた。
- フリーの演技を行う友野(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行う友野一希(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行う友野一希(撮影・清水貴仁)
<総合成績>
順位 | 選手 | 合計 | SP | FS |
---|---|---|---|---|
1 | セルゲイ・ボロノフ(ロシア) | 271.12 | 90.06 | 181.06 |
2 | アダム・リッポン(米国) | 261.99 | 84.95 | 177.04 |
3 | オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル) | 252.07 | 85.52 | 166.55 |
4 | ジェイソン・ブラウン(米国) | 245.95 | 85.36 | 160.59 |
5 | キーガン・メッシング(米国) | 235.80 | 80.13 | 155.67 |
6 | デニス・バシリエフス(ラトビア) | 234.80 | 76.51 | 158.29 |
7 | 友野一希(同大) | 231.93 | 79.88 | 152.05 |
8 | ドミトリー・アリエフ(ロシア) | 223.45 | 77.51 | 145.94 |
9 | ミハエル・ブジェジナ(チェコ) | 220.45 | 76.24 | 144.21 |
10 | ナム・グエン(カナダ) | 214.51 | 65.82 | 148.69 |
11 | 佐藤洸彬(岩手大) | 199.20 | 75.95 | 123.25 |
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行うセルゲイ・ボロノフ(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行うセルゲイ・ボロノフ(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行うアダム・リッポン(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 男子フリー フリーの演技を行うオレクシイ・ビチェンコ(撮影・清水貴仁)
<滑走順とSP成績>
<第1グループ>
ナム・グエン(カナダ)65.82
佐藤洸彬(岩手大)75.95
ドミトリー・アリエフ(ロシア)77.51
デニス・バシリエフス(ラトビア)76.51
ミハエル・ブジェジナ(チェコ)76.24
<第2グループ>
アダム・リッポン(米国)84.95
キーガン・メッシング(米国)80.13
友野一希(同大)79.88
セルゲイ・ボロノフ(ロシア)90.06
オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル)85.52
ジェイソン・ブラウン(米国)85.36
午前練習
- NHK杯 午前の練習を行う友野(撮影・清水貴仁)
- NHK杯 午前の練習を行う佐藤(撮影・清水貴仁)