ロシアのプーチン大統領が来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪をボイコットしない方針を示したことに、開催国、韓国の大統領府高官は7日「最悪(の事態)は避けられたのではないか」と安堵(あんど)の声を漏らした。「幸いだ。歓迎すべきことだ」とも強調した。

 この高官は国際オリンピック委員会(IOC)が組織的なドーピングを理由に冬季スポーツ強国のロシア選手団の除外を決めたことに、韓国政府内には「心配と憂慮」があったと話した。

 また五輪を所管する文化体育観光省は7日、「ロシアをはじめ、世界の選手の参加が大会の成功の鍵。積極的な参加を促したい」とロシア選手の個人資格での出場を呼び掛けた。大統領府高官は個人資格の参加選手にも「万全の支援をする」と強調した。