女子2枠の平昌(ピョンチャン)五輪フィギュア代表には、選考基準を満たした全日本選手権優勝の宮原知子がまず決まった。残り1枠は実質的に、全日本で宮原に次ぐ2位に入った坂本花織と、グランプリ(GP)シリーズ上位6人のファイナルに進出した樋口新葉の争いとみられる。

 坂本は11月下旬のスケートアメリカで合計210・59点の高得点を出して2位に入り、その勢いを全日本につなげた。対する樋口は3シーズンを対象とした世界ランキング、今季の世界ランキング、今季の合計得点の自己ベストの3項目で坂本を上回っている。

 他に選考対象となる三原は昨季の4大陸選手権優勝、世界選手権5位と実績を残しているが、今季の成績では2人に劣る。日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「(24日の男子フリー終了後に)全部決める。どんな結果になるかは分からない」と話した。