スピードスケート女子の小平奈緒(相沢病院)が世界記録に挑戦するため出場する予定だった、高地のカルガリーでの国際大会「オーバル・ファイナル」(15~18日)が、リンクの製氷装置の不具合により中止されることが1日、分かった。

 関係者によると、同じく高地の米ソルトレークシティーでの代替開催も検討されているが、実現するかは不透明。

 平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の500メートルで金、1000メートルで銀メダルを獲得した小平は3、4日の世界スプリント選手権(長春=中国)に出場後、ワールドカップ(W杯)最終戦(ミンスク)を回避し、日程が重なるカルガリーでの大会でシーズンを締めくくる予定だった。

 リンクの関係者は「残念ながら予期せぬトラブルが起きた」とし、5日から一般開放も含めてリンクの利用停止を決めたという。