男子ダブルス1回戦の前に臨んだシングルス1回戦で、杉田祐一は2日がかりの打ち合いで屈した。前日の雨天順延から再開された第2セットはタイブレークをものにしたが「要所、要所で気が抜けていた」と第3セットを落とすと第4セットも奪われ、ツアー下部大会を含む9大会連続の初戦敗退。「正直、残念」と唇をかんだ。

 ツアー大会で初優勝して勢いがあった昨年のような積極性を欠き「右腕に毎回、違和感がある」と言うように、体が悲鳴を上げている。赤土の全仏が終わり、昨季躍進した芝の大会が控えるが「気持ち的にどこまで持つか不安」と弱音が口を突いて出た。