体操の世界選手権最終選考を兼ねた全日本種目別選手権(6月30日、7月1日)の公式練習が28日、会場の高崎アリーナで行われた。5月のNHK杯で優勝し、既に個人総合での世界選手権代表に内定している内村航平(29=リンガーハット)は鉄棒決勝で、H難度の大技ブレトシュナイダーに初挑戦すると明言した。
高校3年生の頃から夢に描いてきた技をいよいよ試合で実施する。16年リオ五輪後から本格的に練習を始め、今年2月ごろ出来るようになった。まだ精度にはやや不安が残る。それでも今回やる理由は、テレビや公の取材の場で挑戦していることを何度も明らかにしているから。「やんなきゃいけないという義務感がある」と笑いながら語った。また、挑戦することによって世界選手権に向けて気持ちを高める狙いがあるとも明かした。
ブレトシュナイダーは、いまは種目別だけの実施を想定しているが、ゆくゆくは「団体、個人(団体)の決勝で勝負をかけるために持っていたい」。東京五輪での挑戦も頭にはある。「自分の『見せたい』という精神にかけたい。期待に応えてこそプロ」とプライドにかけて初成功させるつもりだ。


