女子バレーボール世界選手権の3次リーグは14日から3日間、名古屋市の日本ガイシホールで行われる。1、2次リーグを通算7勝2敗で勝ち上がって3次リーグG組で戦う日本は13日、同ホールで調整。14日のセルビア戦、15日のイタリア戦に備えた。

試合コートで1時間、体を動かした黒後愛(20=東レ)は「チームが勝つために、自分の役割をしっかり果たしたい」。

パワフルなスパイクと切れのあるサーブで開幕から得点源として活躍してきたが、直近の2試合、セルビア、ブラジル戦は先発出場しながら途中交代。サーブレシーブが乱れ、スパイクもブロックにつかまるケースが目立っている。

それでも前向きな新エースは「世界トップレベルの試合にスタメンで出していただけるなんて、誰でもできることではない。世界のトップ選手を前にして、しっかり1点を取ることが自分の役割だと思う」。初の世界選手権で貴重な経験を積みながら、チームの勝利につながるポイント獲得を誓った。

3次リーグは出場24チームから1、2次リーグを勝ち上がった6チームが2組に分かれて争われる。H組はオランダ、中国、米国で、各組上位2チームが準決勝に進出する。