6月20日のドラフトで1巡目全体9位でウィザーズから指名された八村塁(21)がプロとしてのスタートを切った。サマーリーグのチーム開幕戦となるペリカンズ戦に先発。第3Qでは豪快にダンクシュートを決めるなどし14得点、5リバウンド、1アシスト、2ブロックを挙げ、84-79での勝利に貢献した。

初得点は開始1分5秒。ゴール下でボールを受け取った八村は振り向いてフェイント入れた後にシュートを決めた。その後も攻守ともに終始落ち着いたプレーを見せた。

第1クオーター(Q)はこの2得点に終わり、終盤に退いたが、第2Qはスタートからフル出場。ブロックやリバウンドでチームに貢献するも、初戦の緊張からかシュートは思うように決まらなかった。

結局第2Qは無得点。前半で2得点、2リバウンド、1アシスト2ブロックに終わり、チームは39-37の2点リードで折り返した。

圧巻は50-45とリードして迎えた第3Q残り4分20秒だった。敵陣の右コーナーから中央に切り込んだ八村は、右手で味方にパスを要求すると、空中でボールを受け取り、そのまま両手で豪快にダンクシュートを決めた。流れるようなアリウープで、会場は盛り上がりを見せた。

試合を有利に進めていたウィザーズだが、第4Q終盤に1点差まで追い上げられた。最後は82-79から八村が反則をもらい、2本のフリースローを決めて逃げ切った。