バドミントンの世界選手権で女子ダブルス2連覇を果たした永原和可那(23)、松本麻佑(24=北都銀行)組が27日、帰国した。

永原は「2年連続優勝できてうれしいが、まだまだ(五輪選考の)レースは続く。女子ダブルスは混戦。この結果に満足することなく、優勝を目指して頑張りたい」。東京オリンピック(五輪)の出場権は4月26日までのランキング上位2組に与えられる。

「ナガマツ」は世界ランキング1位だが、2位はリオ五輪金メダルの高橋礼華(29)松友美佐紀(27=日本ユニシス)組、3位は今大会銀メダルの福島由紀(26)広田彩花(25=アメリカンベイプ岐阜)組と日本勢が控えている。まだまだし烈な争いは続くだけに、浮かれた様子はなかった。

準々決勝では昨年銅メダルを獲得した米元小春、田中志穂組(北都銀行)と対戦。その時、米元が第2ゲーム途中で倒れ込み、左アキレス腱を断裂をした。永原は「自分たちも苦しい思いをした。先輩のペアの思いも背負いながら、これからのレースも頑張りたい」と語った。

松本は「去年、世界選手権を優勝をしてから、ここに来るまでの1年間、試行錯誤をしてきた結果が、この結果につながった」と話した。