7月のウィンブルドン・ジュニアに優勝。日本男子で初めて4大大会ジュニアを制し、ジュニア世界1位となった望月慎太郎(16=Team YUKA)が、2回戦で敗れた。最終セット2-0とリードしながら、左足にけいれんが起き、そこから1ゲームも奪えず。6-4、6-7、2-6のフルセットで逆転負けした。

第2セット、タイブレークでマッチポイントを握った。しかし、「意識してびびってしまった」と、フォアをネット。山中夏雄コーチも「少しびびって、(組み立てを)つくりに行ってしまった。調子がいい時なら、チャンスで取りに行った」と、消極さを指摘した。

最近、トレーニングをしていても、「時々、けいれんが起きる」という。原因は「分からない。何も(検査では)出ないんですけど」。ジュニア世界王者になった重圧も関係しているかという問いには「いつも挑戦者の気持ち。みなライバルだから関係ないと思う」と強調した。

次戦は、9月24日から米フロリダ州オーランドで行われる16歳以下国別対抗戦ジュニア・デビス杯の日本代表としての出場だ。また、10月23日から中国・成都で行われるトップ8だけが資格のある世界ツアー・ジュニア・ファイナルにも出場する。中国に行くため、アジアで2~3大会の一般大会への出場も計画中だ。

◆全米オープンテニスは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。