16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)銅メダルの近藤亜美(24=三井住友海上)が初戦の2回戦で、稲毛ゆか(アセットホームサービス)に一本負けを喫した。

序盤から優位に攻撃を続けたが、4分2秒に縦四方固めで勝負あり。「悔しいけど、これが今の実力。この結果を受け入れないといけない」と、涙しながら振り返った。4月の全日本選抜体重別選手権と5月のグランドスラム・バクー大会は初戦敗退。今大会に向け、精いっぱいの努力を重ねてきたが「正直、何が正解か良く分からない。負けは負け」と嘆いた。

20年東京五輪代表争いは後退し、今後について「今は何も考えたくない。私だけで決めることでもないし、心を立て直して、次に向かう心をつくらないといけない」と前を向いた。