東京オリンピック(五輪)代表で世界ランキング5位の張本智和(16=木下グループ)が、2大会ぶり2度目の優勝を逃した。

決勝で18年の世界ジュニア選手権準優勝の高校3年生、宇田幸矢(18=JOCエリートアカデミー)との高校生対決に3-4で敗れた。

初戦から4試合連続で1ゲームも落とさず準決勝進出を決め、87年の糠塚重造(川鉄千葉)以来、32大会ぶりのパーフェクト優勝も期待されたが、準決勝で戸上隼輔(18=野田学園高)に大苦戦。第2ゲームを今大会初めて9-11で落とすと、そこから3ゲームを連取されて窮地に追い込まれた。しかし、ここから「去年と同じ展開でまた負けてしまうのかと思ったけど耐えに耐えた」と奮起して、フルゲームの末に4-3で逆転勝ちしたが、その勢いを決勝につなげられなかった。