中国・武漢を中心に感染が世界に拡大している新型コロナウイルス。プロ野球、サッカーなどスポーツ界も感染防止へ対応を迫られている。

○…プロ野球中日は新型コロナウイルス対策を兼ねて、沖縄キャンプで、ヤクルトと同じオゾン脱臭機を設置している。1軍北谷球場ではトレーニングルーム、ロッカー室など7カ所に設置。2軍の読谷球場にも数台配備している。加藤球団代表は「先方からキャンプ期間中に無料提供してくれた。ちょうどコロナウイルスの問題も出ていたので、良かった」と話した。

○…侍ジャパンの稲葉監督も新型コロナウイルスを警戒。2月からキャンプ視察を控えており「みなさんも気をつけましょう。私もいろんな球団を回るし、私が(ウイルスを)持って行ってはいけないので」。

○…Jリーグ神戸は、30日にキャンプ地の沖縄・読谷村で予定していた中国1部リーグ重慶との練習試合を急きょ中止に。神戸側から29日に中止を打診し、両クラブ協議の上で同日夜に決定した。神戸三浦淳寛スポーツダイレクター(45)は、新型コロナウイルスの影響は「まったくないとは言えない」と言及。

○…J1の横浜、神戸、東京が出場しているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)について、アジア・サッカー連盟は1次リーグの前半戦は中国国内では試合を実施せず、対戦相手の本拠地で行うことに変更。村井チェアマンは「日程、ホームとアウェーを入れ替えるなど協議が続いていると聞いている」と説明。