米プロバスケットボール、NBAウィザーズの八村塁(22)が19日(日本時間20日)、米フロリダ州オーランド近郊での練習を終え、オンライン取材に応じた。

ビール、ウオール、ベルタンスと主力を欠いたチーム状況で、練習では積極的に声を出すなど、リーダーとしての自覚が出てきた。「自分だけでなく、みんながリーダーとしてやっていかないといけない」。言葉通り、この日の練習では積極的なダンクシュートをブルックス監督から褒められた。「リバウンドから速攻で攻めていくことをチームが望んでいるので、意識してやっている」と手応えを口にした。

22日(同23日)からは、ナゲッツ、クリッパーズ、レーカーズと練習試合を行う。昨年11月末に3チームとは対戦経験があり、すべて完敗。「ぼこぼこにされた。情けない試合だった」とリベンジに燃える。

今月7日(同8日)に現地入りして約2週間。「最初に比べて徐々に慣れてきた」と順調な調整ぶりを明かした。オフには釣りを楽しむなどリフレッシュもできている。プレーオフ進出に向けた残り8試合の初戦は31日(同8月1日)サンズ戦。「4、5カ月(試合が)できていなかった。やっと戻れるので楽しみ。声だけでなくプレーでも若いチームを引っ張っていきたい」。自覚が芽生えた22歳の八村がチームをプレーオフに導く。【松熊洋介】