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今日の誕生日

ジョン・カリー(1949年)→Pick Up!


Pick Up! ジョン・カリー

英国の伝説的スケーター(男子シングル)の誕生日です。

71年に全英選手権を制すと、翌72年に日本で行われた札幌オリンピック(五輪)に出場。22歳の時で11位の成績を残しました。その後、73年からの全英選手権4連覇に、76年には欧州選手権も初制覇。同年、インスブルック五輪では悲願の金メダルに輝きます。続く世界選手権イエーテボリ大会(スウェーデン)でも優勝しました。

驚異の4冠。それを可能にしたのは、芸術性を強調し観衆を魅了する、近代のフィギュアスケート像を確立したからでした。演技にバレエの要素を取り入れ、それまで女子に比べて華やかさに欠けていた男子のスケーティングに革新的な影響を与えました。4冠を機にプロ転向。ツアーカンパニーを設立し、従来のアイスショーとは一線を画す、芸術性を看板にした独自の興行を打ちました。

94年に44歳の若さで亡くなった彼の人生は、母国で18年に映画化されました。日本でも19年5月に「氷上の王、ジョン・カリー」として公開されています。「スケート界のヌレエフ」と評された男を「アイススケートを『スポーツ』から『芸術』へと昇華させた、伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、その知られざる光と影。」として生き様を紹介。銀盤の外で、望まずも明らかにされてしまったセクシュアリティやエイズの闘病を、当時の映像や今昔のインタビューなどで物語に構成したものです。

この映画の字幕監修・学術協力を、14年のソチ五輪5位、世界選手権さいたま大会の銀メダリスト町田樹さんが手掛けたことも話題になりました。町田さんは同映画の公式サイトに「ともすれば『男が華やかに踊るなんてみっともない』と揶揄されるような時代に、芸術としてのフィギュアスケートをその生涯をもって追求し続けた孤高のスケーターである」(原文まま)とコメントを寄せました。佐藤信夫さん、伊藤みどりさんも「フィギュアスケートを新しい時代、世界に導いた」存在と称賛。それがジョン・カリーでした。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2017年3月15日
2017年3月15日

17年3月、フィギュアスケート世界ジュニア選手権・男子SPの演技をする島田高志郎。


今日の出来事

ナンシー・ケリガンが挙式(1995年)

94年リレハンメル五輪の女子シングルで銀メダルを獲得した米国のケリガン(当時25)が、ボストンで結婚式を挙げた。相手はマネジメントを代行しているジェリー・ソロモンさんで16歳上だった。

ケリガンは五輪直前の1月、選考会を兼ねた全米選手権の直前にライバルのトーニャ・ハーディングの関係者に襲われ、けがをした事件が世界中の話題になっていた。

この逆境を乗り越えての五輪表彰台、そして迎えた晴れの舞台である結婚式には、友人や親類など関係者約230人が出席。ロサンゼルスのデザイナー、ジェフ・ビリングスがデザインした純白のウエディングドレスに身を包んで祝福を受けた。