国際水連と一線を画す賞金総額605万ドル(約6億6550万円)の競泳国際リーグ(ISL)で、初参戦の「東京フロッグキングス」(北島康介GM)が、予選リーグに初登場した。

かえる軍団の初陣レースは、女子100メートルバタフライだった。長谷川涼香(20=東京ドーム)と大橋悠依(25=イトマン東進)が先陣をきった。入場時には2人でグータッチ。長谷川は後半に追い上げて2位でゴール。大橋も4位に入った。2人で12ポイントをゲットした。

ISLは世界各地の10チームが参加。競泳では珍しい団体戦を採用している。各レースの順位ごとに得点が設定されて、チーム総得点で競い合う。予選リーグ1試合は2日間で行われて、4チームずつが参加。各チームが予選リーグ4試合ずつを戦い、上位8チームの準決勝、上位4チームの決勝と勝ち上がっていく。

北島GMは、ブダペスト出発前に「ISLで水泳の新しい可能性をみてもらいたい。賞金が注目されるが、水泳ならではの魅力、エンターテインメント性、水泳の新しい形を目にする人が増える。タイムで競うだけではなく、チームで競う。スター選手もそろうし、その魅力を毎年発信していけるのでは」としていた。

かえる軍団は、主将の入江陵介、萩野公介、松元克央、副将のリア・スミス(米国)青木玲緒樹ら所属。日本代表クラスの選手と海外選手で構成されている。